イタリア編 〜



    2月26日(水)ローマ:晴れ

一日買い物をして過ごす。

まず河合君にミニカー。Dinoがあって僕も欲しかったのだが、色がちょっと赤過ぎるし大きすぎるので、小さくて造りの良いMonzaを買う。それから、先端が二股に分かれてクリップが二つ付いたサスペンダー。店オリジナルの缶に入っている。

母や世話になった女性に革の手袋を、先輩たちにネクタイを。

そして築井には、おもちゃ売り場でとても面白い物が見つかった。いろんな機能が付いているペンのシリーズ。吸盤付きの矢を発射する物、ミニカーを打ち出す物、スコープになる物、竹トンボのようなプロペラを飛ばす物、スポンジのミサイルを撃つ物、そして小さなバスケットゴールになって実際にゲームができる物。極めつけはボイスレコーダー、モデナで買いそびれた物をやっと見つけた。

ここまで買ってホテルに戻って荷ほどきをし、昼食。

一皿目は藁と干し草のパスタ。名の由来通り黄色と緑のパスタで、マッシュルームとトマトソースでとても美味い。

二皿目は例の、牛の脳。これは日本ではしばらく食べられないだろう。ずっと覚えておきたい味だ。

(注:1997年当時、まだBSEは流行していなかった。後から聞くと、この時期ヨーロッパで牛の脳を食べた人は要注意だそうだ。友人の皆さん、僕が多少約束を忘れたりミスをしても「ああ、例のアレのせいか。」と寛大に許してくださいね。)

杉田君と自分のために、バスケットペンをもう2本買う。
大学の友人、青木君のために『JoJoの奇妙な冒険』イタリア語版を買う。もうくたくただ。

それでも夕食をとる。

同席した熊本の学生(サッカーを観に来た)に、旅人の間を巡り巡る本『真夜中は別の顔』をプレゼントする。

隣の女の子二人は2年前の僕と同じようにヨーロッパ一周をしている。お気をつけて。

相変わらず日本人でいっぱいのこの食堂も、これで最後。


明日にはローマを、イタリアを後にする。


この日は写真撮りませんでした。
これは、オルヴィエートの
街角に居た木馬です。


これはカプリ島の街角。
青い天使のレリーフに、
「楽園」の文字。



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