紋章とは
 “西洋紋章”というと思い出されるのは楯を2匹の動物が支えるカラフルで 豪華なものではないだろうか。これは厳密にいえば「大紋章」と呼ばれるもので、 紋章の本質は楯型の部分である。他の動物やらヘルメットやらは装飾に過ぎない。
大紋章中紋章 小紋章
大紋章 中紋章 小紋章
 楯型のみで表される紋章を便宜上「小紋章」、楯型とヘルメットの組み合わせたものを 「中紋章」、そして装飾を全て備えたものを「大紋章」という。
 ここでは能登屋の紋章を例に各アクセサリーの説明をする。

下の図の色々なところにマウスをのせて下さい。
左側にアクセサリーの 解説がでます。

楯紋(エスカッチアン) 巻物(スクロール) サポーター(デキスター) サポーター(シニスター) 兜飾り・飾り環 ヘルメット・マント 台座(コンパートメント)

その他のアクセサリー
冠(クラウン)
 王や貴族の位階を示すアクセサリー。その位によって形状が異なる。
 ミューラル・クラウン(城壁冠)などのように人ではなく都市に使用される冠もある。
ローブ・オブ・エステートとパヴィリオン
 ローブ・オブ・エステートとは大紋章全体を包むように配置される 高貴なローブのことで、パヴィリオンは同様に配置される野営用のテントのことで ヨーロッパ大陸の紋章に多く見られるアクセサリー。
勲章
 武功の評価である勲章もアクセサリーに加えられることがある。王族、貴族などに 多いが、都市にも関わらず勲章を掲げてある紋章もある。

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