初めてウミガメ保護に参加してから ちょうど一年後の2004年、夏至の週末。 ついについに、海亀の卵と遭遇しました!! |
例によって朝の4時に歩き始める。 巨大台風6号が近づいていて、雨と風がキツイです。 波も高く、突然陸地深くまで打ち寄せてきて怖いです。 |
台風で写真なんか撮っている場合じゃなかったんで 時間は思いっ切り飛びますが、 僕たちのチームは1時間以上歩いて 見つけられませんでした。 そこに別のチームから、発見のニュースが! 僕たちは現場に急行し、この足跡と出会う。 母亀が海から上がる足跡、 そして産卵後に帰っていく足跡だ。 |
海がめがどの辺で産卵したかを絵に描いて 説明してくれる自然保護団体のH氏。 足跡の幅から、だいたいこのくらいの 大きさの亀だそうです。 |
教えてもらった場所を掘るメンバー。 胸が高まる。 |
穴には無数の卵が! おそるおそる取り出す筆者。 意外に重い。 ペコッと凹んだ感触があり 「しまった!潰したか」 と思って一瞬ヒヤリとするが、 これはみんな体験する事らしい。 卵には弾力があるので大丈夫とのこと。 |
結局、なんと123の卵が見つかりました。 秋まで保護センターで大切に育てて、 秋に放流します。 砂浜で自然のままにしておきたいのはやまやまですが、 車に踏み潰されたり様々な危険が伴うのです。 |
集めた卵はずっしりと重かったです。 これをお腹の中に入れて太平洋中を旅してきた 母亀には、ただただ感服です。 なんだか僕も親に感謝の念を抱きました。 |
台風が来ていて、いつもは綺麗な浜松の海岸も ご覧のとおりでした。 この状況下、よくぞここまで卵を海に来てくれました! 子亀が元気に育つのを祈っています。 |