お奨め映画の紹介です。

腹を抱えて笑えるコメディーや
涙をぽろぽろ流して泣ける物語、
そして駆け引きにハラハラするような
サスペンスが好きです。


「ジョゼと虎と魚たち」



出演:妻夫木聡
池脇千鶴

監督:犬童一心


可笑しいのに身につまされるほど切なくて、
じんじん沁みる映画でした。

どうしようもなく人を好きになってしまう気持ちと、
その裏で避けがたく自分をさいなむズルさを、
妻夫木聡がすごく丁寧に演じていました。
この映画以来、彼に注目しています。

ラストシーン。くるりの『ハイウェイ』が流れた時、
涙がぽろぽろこぼれてしまいました。
たまたま劇場が混んでて友達が隣に座れなかったから、
泣き顔を見られなくて良かった。
ちなみに誘われて観に行ったので、邦画とは知らず、
タイトルからどこかアジアの映画だと思っていました。

池脇千鶴も良かったけど、
上野樹里も負けないくらい良かったです。


「スティング」



出演:
ポール・ニューマン
ロバート・レッドフォード

監督:
ジョージ・ロイ・ヒル

騙し、騙され…という僕の大好きなテーマ。
2時間ぶっ通しで、夢中になれる面白さ。

もう、どのシーン観てもカッコ良い!
音楽も衣装も映像も最高です。

しかし若い時のロバート・レッドフォードは
ブラッド・ピットにそっくりですね。

「ニュー・シネマ・
パラダイス」



出演:
サルヴァトーレ・カシオ

監督:
ジュゼッペ・トルナトーレ

映画館じゅうの人が、
感激のあまり拍手の嵐を巻き起こしました。

そんなのは、僕が生まれて初めての事でした。

監督も役者さん達もそこには居ないのに、
ただこの映画に対しての拍手喝采。

1989年秋、シネスイッチ銀座。
15年以上経った今でも、その日のことを覚えています。

僕にとっては宝物で、一番大切な作品。
あれからいくつも素晴らしい映画を観たけど、
ここが原点だと思います。

この作品を思い出すたびにつくづく
「自分は映画が大好きなんだなあ」と改めて思います。


「シャイニング」



出演:
ジャック・ニコルソン

監督:
スタンリー・
キューブリック

クラシックな恐怖映画。

冬の閉鎖されたホテルという状況といい、
家族3人と言う登場人物といい、
好きな人には(嫌いな人にも)たまんない映画です。

小さい子が、迷路で一生懸命頭を使って
危機を乗り切ろうとするシーンが大好きです。

「スクール・オブ・ロック」



出演:
ジャック・ブラック

監督:
リチャード・
リンクレイター

生涯2本目の、映画館で拍手が巻き起こった映画
(1本目は、前述の『ニューシネマパラダイス』)です。

エンドロールが流れる時には、
まるで熱狂ライブのアンコールみたいでした。

死ぬほど笑えるのはもちろんこのこと、
「自分も頑張ろう」と思ったり
「音楽ってすばらしい」と思ったり、
 2時間でいろんなものを与えてくれる、
 真にすばらしい作品です。

「NY式
ハッピー・セラピー」




出演:
ジャック・ニコルソン
アダム・サンドラー

監督:
ピーター・シーガル

これまた、イヤでも笑えるすばらしい映画。

小心者の主人公(アダム・サンドラー)・
怪しい医師(ジャック・ニコルソン)
どちらが欠けてもダメなくらい最高の好演です。

ヒロインのマリサ・トメイが、
クラクラする程キュートで参ってしまいました。

メキシコからの帰り、飛行機の中で観ました。

「ミート・ザ・ペアレンツ」



出演:
ロバート・
デ・ニーロ

監督:
ジェイ・ローチ

何かイヤな事があったり気分が落ち込んでいて、
とにかく笑いたいという日にお奨めします。

先が見え見えと思わせておいて裏切ったり、
まんまだったり、あの手この手で笑わせます。

僕の大好きな、脚本に伏線張りまくりの
手の込んだ最高のコメディーです。

「花嫁のパパ」



出演:
スティーブ・マーティン

監督:
チャールズ・シェイアー

何度も観てしまう、愛おしい映画。

コメディーの王様スティーブ・マーティンが
微笑ましくも悩めるパパをものすごい好演しています。

真面目なシーンでもついつい笑ってしまい、
そしてついついまた観てしまいます。

「ペテン師とサギ師
だまされてリビエラ」




出演:
スティーブ・マーティン

監督
フランク・オズ

これまたコメディーの王様、スティーブ・マーチンの
「これでもか!」という程の笑いの応酬。
何度観ても笑えます。

金持ちの集まるリゾート地を舞台に、
騙し合い合戦が繰り広げられます。

しかし、あのシーンは反則だよなあ…。

「大災難」



出演:
スティーブ・マーティン
ジョン・キャンディ

監督:
ジョン・ヒューズ


もういっちょ、スティーブ・マーティン。

くだらないけど死ぬほど笑えるという、
僕の大好きなジャンルの素晴らしい映画。

イヤな事があった日はビデオ屋に行って、
ぜひこの作品を借りてください。

「ポセイドン・
アドベンチャー」




出演:
ジーン・ハックマン

監督:
ロナルド・ニーム

豪華客船沈没からの脱出というテーマですが、
実はあのタイタニックより遥かに面白いです。

初めて観た時は子供でしたが、
誰が本当に勇気ある人なのか、
尊厳ある生き方とは何か、いろいろ考えました。

ある登場人物の誇り高き死に様に、何度も泣きました。

「オーロラの彼方へ」



出演:
デニス・クエイド

監督:
グレゴリー・ホブリット

ほんわかしたタイトルからは想像もつかない、
良く出来たサスペンスです。

かと思えば恋愛あり、笑いあり、家族愛あり。
引き込まれて、アッと言う間の2時間です。

大人から子供まで誰にでも、
自信を持ってオススメします。

「小さな目撃者」



出演:ジェニファー・ティリー
ウィリアム・ハート

監督:ディック・マース

僕の好きな、スーパーヒーローではない
主人公が危機を乗り切るサスペンス。

はらはらドキドキしたいときにオススメです。

口がきけないというハンディのある少女が、
頭を使ってさまざまな危機を乗り切ります。

舞台がNYなどではなく、
オランダのアムステルダムというのも妖しくて良かったです。


「ミッドナイト・ラン」



出演:ロバート・
デ・ニーロ

監督:マーティン・
ブレスト


最初から最後まで、ストーリーに
惹き付けられっぱなしの映画。
何度観てもドキドキします。

主演の2人のキャラが立ちまくりで、
ついつい感情移入してしまいます。

デ・ニーロの衣装とかタバコの吸い方・
コーヒーの飲み方・立ち振る舞い全てが
いかにもそれっぽくて憧れてしまいます。
(タバコは苦手ですが)。


「カナディアン・
エキスプレス」




出演:ジーン・ハックマン

監督:
ピーター・ハイアムズ

はらはらドキドキのサスペンス。

ギャングに狙われるヒロインを守るのは、
特に腕力は無いおじさんというリアルな設定。

ゆえにピンチの切り抜け方も力任せではなく、
緻密に計算された脚本で最後までグイグイ見せます。

舞台が特急列車なのも何とも言えず良いです。


「予期せぬ出来事」



出演:
エリザベス・テイラー
オーソン・ウェルズ

監督:
アンソニー・アスキス

浮気、脱税など一般人にも起こりうる
いろんな緊急事態から逃げなきゃいけない状況で、
もしいきなり飛行機が欠航になってしまったら…?
という状況コメディー。

出演者は、なぜかスゴイ大物ばっかり。


「トッツィー」



出演:
ダスティン・ホフマン
ジェシカ・ラング

監督:
シドニー・ボラック

僕をコメディー映画の虜にしたキッカケとなった作品。

ものすごい笑えるし、ストーリーにも引き込まれます。

ダスティン・ホフマンの女装は、
美人とはお世辞にも言えないのに
魅力的な女性に見えてしまうのは魔術です。

高校の英語教師(40代・れっきとした女性)が
これにソックリで「トッツィー」というアダ名が
ついていたのには、偉大なる上級生たちの
ネーミングセンスに脱帽しました(笑)。

しかし失礼なアダ名だよなあ…。

「スタンド・バイ・ミー」



出演:リバー・フェニックス
コリー・ハイム

監督:ロブ・ライナー

主人公達と同じ、12歳の時に観ました。
「忘れろ」と言われても無理な映画です。

暗い森を彷徨うたびに、
何か不安にぶち当たるたびに、
あの時頼もしく思えたクリスを思い出します。

リヴァー・フェニックスも、
もうこの世にはいないんだね…。


「劇的紀行 深夜特急」



出演:大沢たかお


映画じゃなくてTVシリーズなんですが、
特別に登場です。

世界を見て回りたい貧乏バックパッカーのバイブル、
沢木耕太郎の「深夜特急」の映像化。

主演の大沢たかおが、とても良いです!

原作のイメージを崩さずに、
長旅の楽しさとそれとは裏腹な哀しさを味わえます。

旅が大好きな人にも、忙しかったり不安だったりで
なかなか旅に出られない人もお勧めします。

主題歌が井上陽水の「積荷のない船」というのも
素晴らしいです。


「笑の大学」



主演:西村雅彦
近藤芳正

これまた映画じゃなくて舞台の映像化ですが、
特別に登場です。

ピシッと張り詰めた緊張感と
こらえられない程の笑いが共存する、
たいへんに質の高い二人芝居です。

舞台って、本当に素晴らしいですね…。

脚本は僕の大好きな三谷幸喜さん。
彼はまず「俳優ありき」で脚本を書き始めるそうですが、
サスガに役がピッタリはまっています。

この作品は、後に映画化もされています。


「酔拳」



出演:ジャッキー・チェン

監督:ユエン・ウーピン

敬愛するジャッキー・チェン作品の中でも
最も好きな作品の一つ。

意識失うほど飲んで、どうしようもなく強い!
…憧れです。

「酔拳2」もなかなかです。

「マジェスティック」




出演:ジム・キャリー

監督:フランク・ダラボン

ジム・キャリーは好きでも何でもなかったんだけど、
この映画はスゴイ良かったんで見直しました。

いつもバカやってばっかの俳優さんじゃないんですね。
おみそれしました。

「ラット・レース」



出演:
ウーピー・ゴールドバーグ
ローワン・アトキンソン
などなど

監督:ジェリー・ザッカー

くだらないけど、死ぬほど笑える映画。

何かイヤな事があった日に観れば、
悩みなどどうでも良くなるかも知れません。

ぜひとも携帯をOFFにして、
畳み掛けるような笑いを
ノンストップで味わっていただきたい。

「バスを待ちながら」



出演:ウラジミール・クルス
タイミ・アルバリーニョ

監督:フアン・カルロス・タビオ


待てど暮らせど来ないバスを
ひたすらバスを待ち続ける人々を描く、
とっても異色のキューバ映画。

でも、味わい深くて忘れがたい作品です。

「たまには、立ち止まっても良いじゃん」
 と思わせてくれます。

人生に疲れたらぜひ、観てみてください。

全身に満ち溢れる強烈なパワーを
与えてくれる訳ではないけど、
ピリピリした肩の力は抜いてくれるかも。

ただ、全く知られていない映画なので入手は困難です。
健闘をお祈りします。


「初恋」



出演:宮崎あおい
監督・脚本:塙 幸成


初めて、公開中の作品を紹介します。


「あなたとなら、
 時代を変えられると信じていた。」


 そう感じた事はありますか?


 僕には、たった一度だけあります。


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