2004年の9月から10月、お仕事でアメリカの イリノイ大学に留学研修させていただきました。 (このページは、現地で書きました。) メンバーは6カ国・17人。上の写真は、その一部(左上は教授)です。 研修内容は僕の目指す図書館情報学で、 ここアメリカはその分野で最先進国なのです。 みなさんは、図書館司書って何をする仕事かご存知ですか? 「貸し出しと返却、あとは本並べたり?」と、10人のうち9人は答えます。 確かにそれは大事な一部分ですが、本当の仕事内容は 見えない部分で非常に多岐にわたっています。 コンピュータや語学に始まり、求められる力はたくさんありますが、 一番大事なのは何かを求めて来る相手と真剣に対話して 心を通わせる能力だと思っています。 とにかく寝ても覚めても勉強・勉強という日々ですが、 この機会に心から感謝しています。 |
研修プログラムのメンバーは総勢17名。 南アフリカ・コロンビア・ケニア・ウガンダ・ヴェトナム。 そして日本からは僕一人。左端は恩師。 |
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校は、大豆と トウモロコシの畑に囲まれたのどかな所ですが、 情報学の世界最先端大学として知られています。 InternetExplorerをお使いの方は、 「ヘルプ」→「バージョン情報」を見てみて下さい。 このソフトが、ここで産まれたMosaicをベースにして 作られた事が書いてあります。 今こうやってホームページ閲覧ができる技術も、 ここが発信地なのです。 |
僕の部屋です。10畳ほどのワンルーム。 料理・勉強・睡眠、全てここで行います。 時には飯食いながら勉強、寝ながら勉強…。 |
反対側はキッチン。右手奥がユニットバス。 左端にちょっと見えているのがソファベッド。 料理好きでハンバーガーをあまり食べない僕には、 キッチンがあって本当に助かりました。 |
お隣は、台湾から研究にいらしている 鐘(Chung)さんのご一家。 日曜日に夕食に招待してくださいました。 ここに着いた初日から仲良くしてくださり、 とてもとてもご親切にしていただいております。 僕らの家の裏は、こんな広い緑地になっています。 |
ここには、「法学」「医学」「建築」「ビジネス経済」 「東アジア」「スラブと東欧」「女性とジェンダー」 などなど何と全部で46の図書館があります。 そのうちいくつかは夜中の3時まで開いており、 みんな非常に良く勉強しています。 ちなみにこの写真は工学図書館です。 |
大学の中には、野球場やアメフトのスタジアム、 アイスホッケーのアリーナはもちろんの事、 消防署から墓場まで何でもあります。 |
ここは大学付属の美術館です。 学生の絵でも飾ってあるのかと思ったら、 ルネッサンス絵画からアジア・アフリカの古美術、 エジプトの出土品まである超本格的な美術館でした。 源氏物語屏風の前で、研修メンバーと。 |
このキャンパスには、いたる所で リスがちょろちょろ歩いています。 UCLAのリス達は餌をねだって丸々と太って いますが、ここの皆さんは自活しており、 こんなに近づいてきたのはとても珍しいことです。 |
超激レア!図書館司書フィギュアを発見しました。 背中のボタンを押すと「シーッ!」と動きます。 でもこれって僕の苦手な図書館員のイメージだな。 もっと利用者にフレンドリーじゃなきゃ駄目! それにしても、これ面白いですね。 |
シカゴ・トリビューン新聞社を訪問しました。 元社長室にて、編集者にいろいろインタビュー。 |
シカゴシティ図書館の子供図書室にて。 カラフルな絵本が並び、ソファや飾りつけも楽しげで 子供にとってはとても楽しい空間です。 |
シカゴで行われたイリノイ州図書館総会での 各国図書館環境発表を終えて、ホッとした顔。 民族衣装で臨んだ南アフリカメンバーとの一枚。 |
図書館見学と専門司書へのインタビューで、 近郊のIllinois Wesleyan大学に訪問しました。 日本語のクラスでちょっとだけゲスト講師を勤め、 みんなで写真を撮りました。 前列の女子学生は空手を習っており、 中央に座った茶色いジャケットの彼は 次セメスターに交換留学で来日するそうです。 日本で会えるのが楽しみです。 |
2004年11月4日。 ついに、2ヶ月にわたるプログラムを修了しました! この経験を活かして、これから頑張ります。 |
ヴェトナムのメンバーと一緒に、記念撮影。 一番の財産は、世界中にできた多くの仲間です。 教育・研究環境の整備にかかわるいろんな課題を、 みんなと一緒に解決して行きたいです。 |
研修メンバーみんなで手作りのさよならパーティー。 しゃべりまくり・笑いまくり・踊りまくりでした。 メンバー内ではかなり若造の僕でしたが、 彼らのおかげで自分でも信じられないほどたくさん学び、 これから自分がこの世界で何をすべきかを知りました。 この2ヵ月間のことは、何があっても一生忘れません。 またいつか世界のどこかで会える日を楽しみにしています。 その時に胸を張っていられるよう、お仕事がんばります! |
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 のホームページへ。 |